わたしのだいすきなひとたちへ

私の愛は、大砲みたいらしい。

 

 

 

そう言ったのは、私が愛してやまない友人だ。

えっ私の愛してる人が私の愛を認識してましてやブログに書いてしかも肯定的な評価を下してくれているとかどういうことですかなんですかこの世界は天国ですか!?!?!?!?!?!?!?!?みたいな感じでかれこれ2時間くらい悶えているんですが多分こういうところが大砲みたいなんだろうなーーーーーーって感じですね、まあそれはさておいて。

彼女の文章を読んで、なんとなく自分も書きたくなった、というより書かずには眠れなくなったので、自分の恋愛観についてちょっと書いてみようかと思う。

 

 

 

前提として、私はXジェンダーかつバイセクシャルかつポリアモリーである。属性盛り盛り。

 

なんでそうなるかっていうと、「人を『人』として認識している」からだと思う。

 

自分は自分。女でも男でもなく自分。だから自分を性別で分けることができない(というより日によって性自認が変わる)。

好きな人は好きな人。女でも男でもなく好きな人。だから男女問わず好きなものは好き。

好きな人は好きな人(2回目)。「この人が好きだから他の人は好きじゃない」とはならない。だからみんな好き。

 

そしてわたしの愛はわりと永続なんですよ。

みんなの本気の愛が100だとしたら、私は80愛している人が人生の累計で50人くらいいるイメージ。そしてこれからまだまだ増える。もちろん自分のキャパは有限なのでそのまま80を傾けられるわけではないのだけど、幸せになってほしいなって気持ちは常にそれくらい。大事な人全員が最高に幸せな人生を送ってほしい。そして私の愛がそれの支えになったらこれほど嬉しいことはない。

これ人に言ったら「推しを推すオタクじゃん」って言われた。間違いない。

 

 

 

 

愛のきっかけは、だいたい「美しい日本語」か「声」です。

だいたい、この人の日本語いいな~~~って思うところから始まる。そしてだんだんその人のことを深く知り、価値観とかをたくさん知って、沼る(愛している人に使う表現ではなさそう)。稀に好きな声だからって秒速で落ちることもあるけど……………

 

要するに、その人の「世界の見え方」が好きなので、ぜんっっっっぜん嫌いになれないんですよ。付き合ってた人のことを、付き合うほど好きではいられないって思ったとしても、愛がないわけではないんです。私の知らないところで幸せになっていてほしいな、って思う。

喧嘩して性格嫌いになったとしても日本語好きだから好きみたいなことも普通にある。

 

そして例の友人も例に漏れず美しい日本語から沼ったので、当面抜けられなさそうな予感。

 

 

 

でも、こんな感じなので、とにかく恋愛には苦労する。

 

一応大事にしてるつもりなんですよ。恋人ができたら。浮気も別にしないし。

 

でも、だめなんです。

「なんで嫉妬してくれないの?」ってよく言われる。

いやそりゃするよ嫉妬くらい。でも束縛する&されるよりも、自分が自由に他の人も好きでいられる方が楽、というか、縛ったら縛った分だけ縛られる気がして、縛れない。

もちろん恋人関係なわけだから、向こうから縛られたら同じだけ縛るし、それは覚悟の上で付き合ってるから浮気もしないけど、こっちから積極的に縛ることができない。向こうが本気で考えた上で「浮気したい」って言ってきたなら、そっかそうしたいならいいよ、でもその代わり私もするね、ってなる。

これは当て付けじゃなくて本気で思ってる。だって私がその人の全部を満たせるわけがない。他の友達と遊びたいのと同じように、他の子とデートしたりセックスしたりしたくてもおかしくはない。私じゃ足りないのであれば、そして私に同じことをされる覚悟があるのであれば、それを止める権利は私にはないし、止めるよう説得するつもりもない。

 

じゃあなんで付き合うのか?って言われたら、その人が私を関係性で縛ることがその人の幸せに繋がるならそれでもいいかな、って思うからです。もちろんそれくらい幸せにしてあげたい人は流石に限られているので、誰でもいいわけじゃないんだけど。

 

 

 

あと、愛と性が結びつかない。ほんとに。まじで。

 

性は性じゃん。愛じゃないじゃん。

お前は布団に「愛してるよ」っていうのか?白米に「永遠に守るよ」って誓うんか???って思っちゃうんですよ。あれ待って。お布団にも白米にも言ってるかも。あれ?????

 

なんていうか、したい、って思うのと、愛してる、ってのは全然別で、もちろん両方を向けている人もいるんだけど、たとえ同じ人に向いていてもそこは自分の中で分けたい、みたいな。別にしなくても大好きな人のことはずっと愛してるし、逆に言えばしてる最中に「愛されてて嬉しい……」とかぜんっぜん思わない。普段の行動の方がよっぽど愛感じて嬉しくなる。

その辺がよく恋人とすれ違ってこれまたダメなのね。

 

 

 

まあそんなこんなで、恋人できると結構悩むんですよね。というか正直、めちゃくちゃコンプレックスなんですよ。自分が相手のことを幸せにできないことが本当につらい。

 

けど彼女のブログを読む限り、それでいいっぽい。わかんないけど。

 

私は彼女のことがすごく好きで好きで、だからただただ愛を表明していた。別に恋人関係になるとか全然考えてなかった(ちなみに前に「私が告ったら私と付き合うってこと?」って聞かれた時は秒速で「うん」って答えた)。多分この先も考えることなく愛を表明し続けると思う。

 

いいんだよ、なんも返ってこなくても。

だって存在が好きなんやもん、幸せに生きてくれていたらそれで嬉しい。

私が何も考えてなくて、恋人としてじゃなくて人として好きだからこそ、私からの愛に対価は必要ない。向こうが同じ気持ちだろうがそうじゃなかろうがなんかしてくれようがしてくれなかろうが好きなもんは好き。というか幸せになってほしいので無理して私を好きにならんでいい。もちろん好きになってくれて私を必要としてくれるなら、できる範囲のことはする。これは彼女に対してもそうだけど、私が愛している人たちみんなに対して常々思っていることだ。

 

まあそのスタンスがいろんな人を傷つけてきたわけなんですけど。

 

でもそれに安心感を感じてくれるなら、こんなに幸せなことはないですね。

 

 

 

 

以上!

やっと溢れてきたものが整理できた!!!寝れるぞ!!!!!